コレコレ!こういうのでいいのよ!
先日手に入れたアイリスオーヤマのPocketChefという低温調理器が非常に画期的でしたのでご紹介します。
低温調理は、上手に活用すると、プロみたいなクオリティの料理が作れたり、作り置きの強い味方になります。
ですが、低温調理器と聞くと難しそうと思う方も多く、実際に低温調理器も効果なものが多いのでわざわざ購入するのは・・と思っていた方も多いはず。
このPocketChef(ポケットシェフ)は、そんなお悩みに答えてくれる「低温調理入門編」として最高の調理家電です。
PAPAIZM(パパイズム)
愛媛県在住。イタリア料理(ナポリピッツァ職人)12年経営とマネジメントにも携わるが、体を壊して飲食現場からリタイア。元料理人の知恵を活かして毎日ごはんを作る主夫料理人。SNS総フォロワー8万人。
レシピ開発 / 撮影・動画制作 / ライター / メディア出演など、活動は様々。
PocketChef(ポケットシェフ)のおすすめ理由
PocketChef(ポケットシェフ)低温調理初心者におすすめしたい理由は以下の通り。
- 水や鍋を使わない
- コンパクトかつ軽量
- デジタル表示で操作もシンプル
- お手入れも拭くだけ簡単
- 20レシピBOOK付き
順に解説します。
おすすめ理由①鍋や水を使わない
PocketChef(ポケットシェフ)は密閉袋さえあれば調理が可能です。
ボニークなどを代表する従来の低温調理器と比べて手間が省け、洗い物も少なくて済む便利な調理器です。
おすすめ理由②コンパクトかつ軽量
PocketChef(ポケットシェフ)の本体は23〜24cm四方で、厚さは驚きの1cmです。
このコンパクトさにより、立てかけておけば取り出しも簡単で、小さなスペースでも保管が可能です。
その薄さを実現しながらも、低温調理器としての機能を保つ秘密は、「薄型の特殊フィルムヒーター」「断熱材」「熱を逃がしにくいリップストップ生地」の3つの組み合わせにあります。
おすすめ理由③デジタル表示で操作もシンプル
ボタンは4つ。「温度と時間」「↑」「↓」「スタート取り消し」ボタンで分かりやすい操作が可能です。
設定可能温度:40〜80℃(5℃刻み)
タイマー可能時間:1分〜9時間(1〜10:1分刻 10〜120:5分刻 120〜540:30分刻)
おすすめ理由④お手入れも拭くだけ簡単
凹凸のないシートは、清潔なペーパーで拭き取るだけでOKです。
ただし、オイルが溢れた場合は、匂いも含めて取り除きにくいので注意が必要です。
また、中に水を入れて洗うことは感電やけが、胡椒の原因になるのでNGです。
おすすめ理由⑤充実のレシピ
PocketChef(ポケットシェフ)の公式サイトにてレシピが見られます。
- サラダチキン(10種以上の味付け)
- ローストビーフ
- ステーキ
- 鶏レバー
- チャーシュー
- サーモンのコンフィ
- マグロのコンフィ
- ピクルス
- かぼちゃのサラダ
- はちみつレモン
- 桃のコンポート
使い方がわからない方もアイデアが湧くし、手軽にチャレンジできるものばかりなので料理のレパートリーを広げるきっかけになりそうです。
従来の低温調理器でメジャーなブランドがコチラです。
低温調理のメリットや活用法
そもそも低温調理ってなにかいいことあるの?
色々ありますが、ざっくり解説すると思いつくのは以下の通り
- 食費の節約
- サラダチキンを例でいうと、市販の1/3程度の金額で簡単に作れます。
- 時間の有効活用
- 低温調理器を使えば、ほったらかし調理が可能。忙しい日常生活でも効率的に料理を準備することができます。
- おいしさの向上
- 料理のプロが感覚で掴んでいる「火入れの温度」をロジカルに設定できるので、加熱しすぎや生焼けを防ぎ、プロのクオリティで料理を再現することができます。
PocketChef(ポケットシェフ)の使い方
使い方は非常に簡単です。
- 食材と調味料をチャック付き密閉袋に入れて、空気を抜いてチャックを閉じる。
- 準備した食材をポーチに入れる
- 温度と時間を設定して調理スタート。
- 音がなったら完成。
どれだけ簡単か、実際のレシピで見てみましょう。
ポケットシェフを使ってローストビーフのカルパッチョを作ってみた
PocketChef(ポケットシェフ)を使って、実際にローストビーフを作ってみました♪
アレンジで、マヨネーズソースを作ってイタリアンの牛カルパッチョ風に仕上げます。
真空パックと併用すると更に本格調理や作り置きも可能
PocketChef(ポケットシェフ)を使った低温調理はジップロックなどの密閉袋があれば十分。
ですが、密閉袋の空気を真空に近いところまで抜くことはほぼ不可能なため、真空パックとの相性が非常にいいのです。
真空パックがあれば下記のようなことが可能になります。
- 食材や料理の長期保存
- 食品を真空パックすることで、空気中の酸素が減少し、酸化や腐敗を防ぎ、食品の鮮度を長く保つことができます。
- 保存時場所を取らない
- 汁物でもパック内で圧縮されるため冷蔵庫や冷凍庫の場所を取ることなく料理の保存ができます。
- 下味の効率化と節約
- 下味をして真空状態にすることで、少ない調味料でも味の浸透が早くなります。
- おいしく安定した仕上がり
- 匂いうつりや味の抜けもなく、水分も出にくいので柔らかくジューシーな仕上がりとなります。また水分も抜けにくいです。
料理さえ作って冷凍しておけばあとは簡単。
- 冷凍庫から取り出す
- 湯煎またはレンチン
- 料理完成
- 柄付きの密閉袋は注意
自分が作ったものを真空冷凍しておき、こどもやパートナーがレンチンして食べるだけ、といった活用法もあります。
毎日が忙しく、作り置きを一度に大量にする人は、使いこなせば頼もしい味方になることでしょう。
PocketChef(ポケットシェフ)のデメリット
最後に、実際に使ってみて気になったとところやデメリットは以下の通り。
- 容量が小さい(鶏むね2枚はNG)
- 80℃が限界温度
- 匂いの強いものの調理に注意
順に解説します。
デメリット①容量が小さい(鶏むね2枚はNG)
このポケットシェフ、手軽でコンパクトなのがメリットである反面、大量調理には不向きです。
骨付き鳥のコンフィとか、メインディッシュ系を作るなら鶏むね2枚は厳しいかも、、
とはいえ、ローストビーフやサラダチキンなどのおかず、前菜サラダ系は、スライスして盛り付けるので、そこまで大量に作る機会は少ないです。
デメリット②80℃が限界温度
中心温度85℃までもっていってウイルスの殺菌が推奨される「牡蠣」の低温調理をするときに感じたデメリットです。
ただ、メインで使用する食材での加熱温度は
- 魚介類 40〜50℃
- 牛肉 55〜60℃
- 鶏肉豚肉 65〜70℃
くらいが適温ですので、低温調理という意味では殆どの場合、80℃もあれば十分なのでさほど気にはなりません。
デメリット③匂いの強いものの調理に注意
食材を包む密閉袋が汚れたり、中のオイルがこぼれたりすると拭き取りにくく丸洗いもできないので注意が必要かなと感じました。
デメリット④柄付きの密閉袋は注意
たまに柄付きの密閉袋がありますが、こんな感じに塗装?が剥がれてしまいました。
使用するときは無色透明で無地のものがおすすめです。
低温調理入門には最適!アイリスオーヤマの新商品PocketChef(ポケットシェフ)まとめ
本記事をまとめます。
PocketChef(ポケットシェフ)は、低温調理の入門編として非常に便利な調理家電です。その魅力を以下のポイントでご紹介しました。
- 鍋や水を使わない: 密閉袋さえあれば調理が可能で、洗い物も少なくて済みます。
- コンパクトかつ軽量: 小さなスペースでも保管が可能で、取り出しも簡単です。
- デジタル表示で操作もシンプル: 分かりやすいボタン操作で、温度と時間を設定できます。
- お手入れも拭くだけ簡単: 凹凸のないシートで、清潔なペーパーで拭くだけでOKです。
- 充実のレシピ: 公式サイトで20レシピBOOK付きで、料理のレパートリーを広げるきっかけになります。
PocketChef(ポケットシェフ)は、使いやすさと機能性を兼ね備えた調理家電として、料理のプロも愛用するほどの優れものです。あなたの料理の幅を広げ、忙しい日常生活でも美味しい料理を手軽に楽しめるよう、ぜひ活用してみてください。